温故知新
温故知新(読み方:おんこちしん)とは四字熟語で良く耳にしますね。
けどm漢字と読みは知ってるけど、意味までは理解してない人もいるかと思います。
孔子の言葉の一つであり、訓読みで「故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをいる)と訓みます。
「昔の教えを学び、そこに新しい解釈を得ることが大事である。」
温・・・研究する。復習する。
故・・・古いもの。昔のこと。
現代においても、過去や歴史から学ぶことはたくさんあります。
けど、ただ過去を知るだけでなく、未来を創るには新しい見解や解釈を加えることが必要です。
もし何かで行き詰った時や困った時などに、ふと過去のことを知ったり思い出したりするのも一つの解決策になるかもしれません。(思い出したくない過去もありますが...)
・基本の参考書を読む
・歴史、過去を振り返る。
・誰かの手順を参考にしてみる。
当時は解決できなったことが、今の自分の知識を加えれば新しいアイデアが出てくるかもしれませんね。
もしかしたら温故知新の意味を理解していたら、解決できることもあるかもです。
利他主義
「利他主義」や「利他の精神」について記述します。
正反対の言葉に「利己主義」という言葉があります。
利己主義・・・自分の利益を優先する考え方(自分が幸せになりたい。)
利他主義・・・相手の利益を優先する考え方(相手を幸せにしたい。)
利己主義は、自分のことばかり考えて他者を傷つけてしまうことがあります。更には上下関係があれば傷つけていることすら気づかないこともあるでしょう。結果、人は離れていき、自分も相手も幸せになれません。
利他主義は、相手を想い、相手の立場も考えて行動をします。課題や問題、達成感を共有することが出来、結果、信頼や感謝に繋がることになります。
これだけ聞くと、利他主義は良いことを書き記していますが、実際はそのように行かないことだらけだと思います。相手の為と思って行動しても、相手が感謝の意を発することが無い時もあるでしょう。
私が考える利他主義の本質の中に、相手に見返りを求めないことだと思います。
自分が手伝ったのだから相手も何か手伝うべき みたいなことを求めないことです。
もし、相手から感謝されたりお礼があったら、その時に初めて自己満足感を受けたらいいじゃないですか。
初めから見返りを求めた行動は、本当の利他の精神とは言い難いと思います。
私の経験上ですが、利他主義を第一に行動しているつもりですが、人生いろいろなところで実を結び、自分に返ってきたことがあります。5年後にその恩恵を受けたこともあります。
個人的には恋愛や結婚も同様なのかなと思います。
自分が幸せになりたいのでは無く、相手を幸せにしてあげたいと思えるようになりましょう。もしお互いがその気持ちであれば、一生を添い遂げることが出来るかもです。
理想論も多々ありますが、ぜひ利他主義の考えもあることを心に刻んでおいてください。
無知を恥じず、無知に甘えるを恥じる
皆さん自分が知らないことは知らないままで過ごしていませんか?
「無知を恥じず、無知に甘えるを恥じる」の意味は、分からないことが恥ずかしいことでは無く、分からないことをそのままにしておくことが恥ずかしいことであるという例えです。
[QuizKnockの伊沢さんが大切にしている言葉だと仰ってましたね。]
普段の自分に常に言い聞かせたい言葉ですね。
子供の時は何でも好奇心を持って、新しいことを覚えようとしていたのに、大人になると「知らない、分からないからいいや」と思って過ごしている人もいるのではないでしょうか?
この現代、インターネットの普及により、何でも情報は入ってきます。
知らない情報は無いってぐらい情報量が溢れていますね。
(中には個人的見解もあり、真実では無い記述もあるのでご注意を。)
知識は得れば得るほど、見える世界が広がります。
良い悪い内容含めて、多数の知識を持っていると多数の選択肢を生むことができます。
自分の知らないことが出てきた時は自分が成長できるチャンスです!!
ぜひ活かしてくださいね。
2:6:2の法則
心理学用語の一つ、「2:6:2の法則」について記述します。
別名、「働きアリの法則」とも呼ばれることもあります。
組織や世の中において2:6:2の比率になるよう分かれるとされています。
有名な働きアリの例で解説します。
働きアリのうち、
・よく働くアリ:2割
・普通に働くアリ:6割
・さぼっているアリ:2割 ⇒比率 2:6:2
では、さぼっているアリ2割を除いた方が効率が良くなるように思われます。
ですが、実際にその2割を排除したとしても、また一部(2割)のアリがさぼり出すという実験結果が得られています。
この「2:6:2」の比率は会社の組織においても同様のことが起きます。
・生産性の高い人:2割
・普通の人:6割
・生産性の低い人:2割 のようになるみたいです。
人間関係においても同様の考えみたいで、
・自分に好感がある人:2割
・自分に関心無い人:6割
・自分に嫌悪感がある人:2割
こう考えると、世の中の人間関係では必ず好き嫌いあるということですね。
全員から好かれようなんて考えるだけ無駄です。
そもそも無理なんですから。
あと自分に興味を持っている人も少数であるということです。
じゃあ何でも好きなようにしたらいいの?と勘違いはしないでくださいね。
組織としての方向性やベクトルを間違わず、全員から嫌われている2割にならないようにしてくださいね。
人間関係に考え過ぎたときに「2:6:2の法則」というのをまた思い出してみてください。
衣食を足りて礼節を知る
菅仲という人物はものすごい人です!
歴史が好きな人や興味あれりましたらぜひ調べてくださいね。
この時代、富国強兵を図るには何をすべきかを問われた際、管仲がまず進言・実行した内容です。
「まず最低限の衣食住が揃ってこそ、義や礼を身に着けることが出来る」ということです。すなわち「政治が行うにも、まずは民の安定が最優先」という判断を下しています。民のことを一番に考えればおのずと国が豊かになり、強兵にも繋がるというわけですね。
桓公も菅仲の言うことならと全て従っていたそうで、信頼関係も成り立っていたんだと思います。
見習いたいですね。
確かに生きることに必死であれば礼節を知る余裕もありません。
現代でも同じかなと思います。
心理学でも「マズローの5段階欲求」で似たような部分があります。
(※「マズローの5段階欲求」についてはまた後日です。)
全てを自分の力では変えれない部分あると思います。
けどそれでも前向き進みましょう。
足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り
「足るを知る」という言葉は聞いたことがありませんか?
分不相応であったり、今の状況に満足しなさい、といった考えだと単純に思っていませんか?
この言葉は、中国の春秋時代の思想家である老子の言葉の一つです。
「足るを知る」や「足るを知る者は富む」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。
この言葉にはもう少し続きがあり、「足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者には志有り」までをぜひ聞いて頂きたいです。
解釈すると、(人によって異なるところもありますが・・・、)
『満足することを知っている者は幸せであり、それでいて努力を続けるものは志を持ち続けている。』
と受け取れます。
人は幸せの基準をよく他人と比較してしまいます。
けど、この言葉の本質は幸せを感じる基準は自分自身であると教えてくれています。
普段当たり前と思えることが嬉しいと感じることが出来たとき、例えば毎日帰る家がある、家族がいる、ご飯があるとかでも良いです。その満足度を得たとき、誰よりも幸せ(=富み)であるということです。そして、更に幸せを掴む為には自身の努力を怠らないことが大切であると伝えてくれます。
それでも人は他人と比較してしまうものかと思います。
ですが他人は他人です。
周りは変えることが出来ませんが、自分自身は変えることができます。
自分自身の幸せの為に考え方を変えたり、少しずつ何か行動を起こせるといいですね。